学校・職場でも使える【三国志】の人間関係術

三国志・綿陽の三国志遺跡 学び・仕事
三国志・綿陽の三国志遺跡









「三国志」には、
時代を超えて語り継がれる数々の
「故事」があります。


その一つひとつが、
現代を生きる私たちにも通じる
「人生の教訓」として輝いています。


今回はその中から、
特に「人間関係」に役立つ10の故事
厳選しました。


人との関わりに悩んだとき、
心がちょっと疲れたとき、
この知恵があなたの背中を
そっと押してくれるはずです。


三国志・成都武候祠
三国志・成都武候祠








三国志は、
魏(ぎ)、呉(ご)、蜀(しょく)の
三国の争いを書いた史実と虚構を交えた
歴史物語です。




主な登場人物



劉備(りゅうび):
蜀漢の初代皇帝



関羽(かんう):
劉備、張飛と黄巾の乱から
行動を共にし蜀の建国に尽くした人物



張飛(ちょうひ):
劉備、関羽と黄巾の乱から
行動を共にし蜀の建国に尽くした人物



諸葛孔明(しょかつこうめい):
劉備に仕え、天才軍師として活躍



曹操(そうそう):
魏の建国に尽力し、
乱世の英雄とされる人物



呂布(りょふ):
武芸を極めた武将



孫権(そんけん):
呉王



馬謖(ばしょく):
人並みはずれた才能は諸葛亮に
高く評価されていた



曹丕(そうひ):
魏の初代皇帝












広告

難関大合格へ【高品質×低価格のオンライン予備校】
高校生プレミアム








三国主な年表










三国志・桃園の誓い
三国志・桃園の誓い












疎きは親しきを間てず


(1)うときはしたしきをへだてず

①意味:
親密な人間関係の間に部外者は口を出さない。

②エピソード:

しょく諸葛孔明しょかつこうめいは、
劉表りゅうひょう(政治家、儒学者)の長男、劉琦りゅうきから
「後継者問題で争いがあり、
その渦中にある自分は、このままでは継母に
殺されそうなので、
良い方法はありませんか?」
と相談を受けました。

その時にこの言葉を言って、
口出ししないようにしました。




枉駕


(2)枉駕おうが

①意味:
人の訪問を敬っていう言葉。
身分の高い人が、代理人を立てずに
自ら来ることを尊んでいう言葉。

②エピソード:
しょく徐庶じょしょ(政治家・武将)は、
劉備りゅうび諸葛孔明しょかつこうめいの賢さを証明し、
軍師

そこで劉備は、諸葛孔明を連れてくるように
命令しました。

しかし、徐庶は
「諸葛孔明に会いに行くことはできますが、
無理に連れてくることはできません」
といい、
良好な人間関係を築くために、
直接会って話すことを勧めました。




君辱めらるれば臣死す


(3)君はずかしめらるればしん死す

①意味:
主君が
めを受けるようなことがあれば、
その家来は命を投げ出してでも主君の恥を
注がなければならない。

②エピソード:
仲間割れをした
李傕りかく(武将)と
郭汜かくし(政治家、武将)の間に立ち
解決するように命令された
皇甫酈こうほり(政治家)は、
李傕が従わなかったので追放しました。

しかし、非難し続けるので、
「お前は君子と生死を共にする気はないのか」
と言い聞かせました。











広告









唇亡びて歯寒し


(4)唇亡くちびるほろびて歯寒はさむ

①意味:
互いに助け合う関係の者の、一方が滅びると
他の一方も危うくなること。

②エピソード:
追い詰められた
呂布りょふ(政治家)は、
袁術えんじゅつ(政治家、武将)の所へ、
王楷おうかい(政治家)を遣わし、
呂布りょふが負ければあなたも危ない」と
応援を頼みました。

また、
劉備りゅうびが蜀に攻めいったときに、
張魯ちょうろ(正一教の指導者)に加勢を求めた
劉璋りゅうしょう(群雄※)の使者が
「蜀と漢中は
唇歯しんしの間柄」といい、
「蜀に何かあれば、漢中もただでは済まない」
と主張しました。


※1・群雄
多くの英雄や実力者のことです。

四字熟語の「群雄割拠」に使われ、
意味は
『権力者がそれぞれ拠点を持ち、
勢力をふるうこと』です。


※2・唇歯の間柄
ほろびて歯寒しの同義語として
使われています。











広告

未来が動き出すキャリア相談【あなた専属】
伴走型キャリアセッション









子を知るは父に若くは莫し


(5)子を知るは父にくはし、
臣を知るは君に
くは

①意味:
子供のことはその父親がよく知っており、
家来のことはその主君がよく知っている。

②エピソード:
劉備りゅうびの所へ行くために
千里の道を走った
関羽かんうは大雨のため、
郭常かくじょう(武将)の所で雨宿りを
させてもらいました。

その時郭常の息子が
赤兎馬せきとば(赤い毛で兎のように素早い馬)を
盗もうとして斬られそうになりました。

郭常かくじょう
「こんな息子でも私には大切な息子です」
と助けを求めたときに言った言葉です。






三国志・四川三国志遺跡
三国志・四川三国志遺跡









三顧の礼


(6)三顧さんこの礼

①意味:
礼を尽くして人を招き入れること

②エピソード:
劉備りゅうび諸葛孔明しょかつこうめいを迎え入れるために、
諸葛孔明の所へ行きました。

2回訪ねても留守だったので、
関羽かんうがやめるように言いましたが、
3回目も訪ねました。

そこでようやく諸葛孔明と
会うことができました。

諸葛孔明は劉備の行動に感激して、
これ以降、忠義を尽くすことに
なりました。




舐犢の愛


(7)舐犢しとくの愛

①意味:
親牛が子牛を舐めて愛するように、
親が子供を深く愛すること。

②エピソード:
後漢の
楊彪ようひょう(政治家、学者)の
子供
楊脩ようしゅう(政治家)は
魏の
曹操そうそうに殺されました。

後年、曹操が楊彪に合ったときに、
ひどく痩せていたので、理由を聞くと
「子供が殺された今でも、親牛が子牛を舐めて
愛するような愛情だけは持っています」
と答えました。

それを聞いた曹操はその後、
自分の態度を改めるようになりました。










広告

未経験から【IT業界で正社員になるまでサポート】
Tamesy








水魚の交わり


(8)水魚すいぎょまじわり

①意味:
水と魚の切り離せない関係のような
非常に親密な交友。
切っても切れない結びつきのこと。

②エピソード:
諸葛孔明しょかつこうめいを軍師として雇った劉備りゅうびは、
諸葛孔明をの見識の高さに感服し、
連日二人の談義が続きました。

それを見かねた
関羽かんう
「諸葛孔明を持ちあげすぎ」と言うと、
劉備は
「私が諸葛孔明を雇ったのは、
魚が水を得たようなものなので、
不満に思わないで欲しい」と言いました。




内助の功


(9)内助ないじょこう

①意味:
妻が家庭を支え、夫の社会活動を
助けること。
内部から与える援助のこと。


②エピソード:
趙昂ちょうこう(武将)の妻の王異おういは、
馬超ばちょう(将軍)からの攻撃を受け、
劣勢になったときに、
自ら防具を着けて趙昂の援助をしました。

また、
自分の高価な衣服を家臣への恩賞にして、
士気を高めました。




泣いて馬謖を斬る


(10)いて馬謖ばしょく

①意味:
規律を保つために肉親や親しい人でも、
違反した者を厳しく罰すること。

②エピソード:
諸葛亮しょかつりょうが、常日頃から大事にしてきた
部下の
馬謖ばしょく(武将)が、
自分の命令に従わず魏に大敗したため、
泣く泣く斬首にしました。






三国志・綿陽の三国志遺跡
三国志・綿陽の三国志遺跡







「三国志」より
「人間関係に役立つ故事」を10紹介しました。


少しでも心に響く言葉があれば、
とてもうれしく思います。


人との関わりに迷ったとき、
ふとこのページを思い出して、
また一歩、前に進むきっかけ
なって頂ければ幸いです。






最後まで読んで頂きありがとうございます。



参考書籍:
株式会社HK INTERNATIONAL VISION発行
三国志故事成語辞典






にほんブログ村 教育ブログへ
にほんブログ村



コメント