迷ったときに読みたい【三国志の志と戒め】に学ぶ生き方のヒント

三国志・関帝廟 学び・仕事
三国志・関帝廟






三国志と聞くと、
壮大な戦いの物語や英雄たちの頭脳戦を
思い浮かべる方も多いでしょう。


しかし、その物語の中には、
時代を超えて心に響く「志や戒め」
教えが数多く息づいています。


乱世を生き抜いた武将や軍師たちの
言葉や行動には、
現代を生きる私たちにも
通じる
ものがあります。


本記事では、
三国志に登場する人物たちの
エピソードの中から、
「志を貫く強さと自らを戒める知恵」
焦点を当てた8つの故事を紹介します。


歴史の中の教訓が、あなたの心に
新たな気づきをもたらすことが
できれば幸いです。




三国志・四川剣閣閣道
三国志・四川剣閣閣道








三国志は、
魏(ぎ)、呉(ご)、蜀(しょく)の
三国の争いを書いた史実と虚構を交えた
歴史物語です。




主な登場人物



劉備(りゅうび):
蜀漢の初代皇帝



関羽(かんう):
劉備、張飛と黄巾の乱から
行動を共にし蜀の建国に尽くした人物



張飛(ちょうひ):
劉備、関羽と黄巾の乱から
行動を共にし蜀の建国に尽くした人物



諸葛孔明(しょかつこうめい):
劉備に仕え、天才軍師として活躍



曹操(そうそう):
魏の建国に尽力し、
乱世の英雄とされる人物



呂布(りょふ):
武芸を極めた武将



孫権(そんけん):
呉王



馬謖(ばしょく):
人並みはずれた才能は諸葛亮に
高く評価されていた



曹丕(そうひ):
魏の初代皇帝










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三国主な年表









三国志・甘粛省酒泉2
三国志・甘粛省酒泉2










悪の小なるを以って之を為すこと勿れ


(1)悪の小なるをってこれすことなか


①意味:
例え少しの悪事でも行ってはいけない。

小さな悪事も重なれば、大きな悪になる。

逆に善行はどんなに小さなことでも
行うべきである。


②エピソード:
劉備りゅうびが死の間際に、息子の劉禅りゅうぜんを呼び、
「悪は小さなことでも行ってはいけない、
善は小さなことでも
行わなければいけない」
といっていましめた言葉です。




一身都で是れ胆


(2)一身都で是れ胆いっしんすべてこれたん 


①意味:
全身に勇気がみなぎり、何事にも恐れない。


②エピソード:
劉備りゅうび曹操そうそうに追われて逃げているときに、
趙雲ちょううん(後漢・将軍)の勇気ある行動で、
助けられたときの趙雲を称える言葉です。









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燕雀安んぞ鴻鵠の志をしらんや


(3)燕雀安えんじゃくいずくんぞ鴻鵠こうこくここっろざしをしらんや


①意味:
燕や雀などの小さな鳥には、
オオトリやコウノトリのような大きな鳥の
志はわからない。

そこから
小さな志しか持てない小人物には、
大きな志を持つ大人物のことは
わからない。
という意味になります。


②エピソード:
曹操そうそう董卓とうたく(政治家、武将)を
暗殺しようと試みたが失敗して
捕まってしまいました。

捕まえた陳宮ちんきゅう(武将)が
暗殺理由を聞いたときの
返答がこの言葉です。

この言葉に感動した陳宮は、
その後曹操の軍師になりました。





危急存亡の秋



(4)危急存亡の秋ききゅうそんぼうのとき 


①意味:
生き残るか、死ぬかの瀬戸際。

切羽詰まった状態のこと。

秋を「とき」と読むのは、
秋は収穫の時期で、
1年で一番大事な時期だからです。


②エピソード:
劉備りゅうびの子供、劉禅りゅうぜん
第二代皇帝になりましたが、
魏、呉が国力を高めている中、
危機感を持っていない劉禅に対して、
諸葛孔明しょかつこうめいがいった言葉です。









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鶏を割くにいずくんぞ牛刀を用いん


(5)鶏をくにいずくんぞ牛刀ぎゅうとうもちいん


①意味:
取るに足らないような小さなことを
処理するときに、大人物が行ったり、
大掛かりなことをする必要はない。


②エピソード:
董卓とうたくが敵の孫堅そんけん(武将)が快進撃を
続けていることに対して腹を立て、
勢いを止めるために、
呂布りょふを使おうとしたが、
華雄かゆう(武将)が
わざわざ偉大な呂布が出る必要はない、
自分で十分だといって出陣しました。

そのときに使われた言葉です。




匙箸を失う


(6)匙箸ひちょを失う


①意味:
さじとはしを思わず落とすほど、
非常に驚く様子。


②エピソード:
劉備りゅうび曹操そうそうと食事をしているときに、
「英雄は我々二人しかいない」といわれ、
驚いてさじとはしを落としたと
いわれています。











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脾肉ぼ嘆



(7)脾肉ぼ嘆ひにくのたん 


①意味:
実力を発揮して功名を上げる機会がなく、
年月だけがいたずらに過ぎてしまうことを
嘆き悲しむこと。


②エピソード:
脾肉とは足の股のことです。

劉備りゅうび劉表りゅうひょう(政治家、儒学者)の所に
身を寄せて居たときの話しです。

ある時自分の足を見つめて、
無駄な肉がついていることに気づき、
「長い間世話になるだけで、
何も役立っていない」と
自分を嘆き悲しんだ時の言葉です。




隴を得て蜀を望む



(8)ろうを得てしょくを望む


①意味:
願望を達成しても、
更なる大きな願望を抱くこと。

人間の欲望が限りないことの例え。


②エピソード:
曹操そうそう漢中郡かんちゅうぐんを手に入れたときに、
司馬懿しばい(魏の実力者)は、
「引き続き益州えきしゅうを手に入れるべきだ」
と言いました。

このときに曹操がこの言葉を用いて、
人間の欲望には限りがないと嘆きました。







三国志・甘粛省酒泉鼓楼








三国志に登場する英雄たちは、
ただ戦いに勝つことだけを
目指していたわけではありません。


彼らの言葉や行動には、
「自分の志を貫こうとする強さ」や、
「慢心を戒める謙虚さ」
随所に表れています。


変化の激しい現代だからこそ、
彼らの生き様に学び、
自らの志を見つめ直す機会
してみてはいかがでしょうか。











最後まで読んで頂きありがとうございます。



参考書籍:
株式会社HK INTERNATIONAL VISION発行
三国志故事成語辞典









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