英雄たちの選択【三国志に見る生き様】の教訓7選

三国志・四川葭萌関 学び・仕事
三国志・四川葭萌関





三国志に登場する英雄たちは、
困難な状況の中で自らの信念を貫き、
時に運命をも切り拓いていきました。


彼らの決断や行動には、
現代の私たちにも通じる
「生き方の手本」があります。


今回は、そんな三国志の中から、
人生の指針となる7つのエピソードを
厳選して紹介します。








三国志・四川剣閣関
三国志・四川剣閣関








三国志は、
魏(ぎ)、呉(ご)、蜀(しょく)の
三国の争いを書いた史実と虚構を交えた
歴史物語です。




主な登場人物



劉備(りゅうび):
蜀漢の初代皇帝



関羽(かんう):
劉備、張飛と黄巾の乱から
行動を共にし蜀の建国に尽くした人物



張飛(ちょうひ):
劉備、関羽と黄巾の乱から
行動を共にし蜀の建国に尽くした人物



諸葛孔明(しょかつこうめい):
劉備に仕え、天才軍師として活躍



曹操(そうそう):
魏の建国に尽力し、
乱世の英雄とされる人物



呂布(りょふ):
武芸を極めた武将



孫権(そんけん):
呉王



馬謖(ばしょく):
人並みはずれた才能は諸葛亮に
高く評価されていた



曹丕(そうひ):
魏の初代皇帝












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三国主な年表












三国志テーマパーク
三国志テーマパーク











鶏肋


(1)鶏肋けいろく 


①意味:
鶏のあばら骨は、
食べても腹の足しになるほどの
肉がついてないが、

捨ててしまうには
もったいないというところから、
役に立たないが捨ててしまうには
惜しいという意味。


曹操そうそうが鶏のあばら骨を食べながら、
漢中かんちゅう地方は欲しいと思うが、
劉備りゅうびに勝てそうにない」と考えていたところ
夏侯惇かこうとん(武将)から
今後の計画を尋ねられました。

そこで曹操は「鶏肋」と答えました。

意味が分からない夏侯惇は、
曹操に仕えている
楊修ようしゅう(政治家)に尋ねると
「鶏肋には肉がないが
捨てるにはもったいない、
漢中はそういう土地です」と答えました。




死せる孔明生ける仲達を走らす


(2)死せる孔明こうめい生ける仲達ちゅうたつを走らす


①意味:
優れた人物は、生前の威光を備えていて、
死後も生きている人々を、
恐れさせることの例え。


②エピソード:
諸葛孔明しょかつこうめいが、司馬仲達しばちゅうたつ(武将)と
対戦中に亡くなったため、
蜀軍しょくぐんは引き返そうとしました。

司馬仲達にも「諸葛孔明の死」の
情報が入り、追撃しました。

しかし、諸葛孔明の死ぬ前の命令により、
反撃に転じたため、
司馬仲達は、諸葛孔明が
まだ生きているのだと勘違いし、
恐れをなして、逃げ帰りました。









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雪中の筍


(3)雪中の筍せっちゅうのたけのこ 


①意味:
得難い物を得たり、
ありえないことが起こることの例え。


②エピソード:
孟宗もうそう(政治家)は、病気で寝ている母が、
冬にも関わらず筍を食べたいといったため、
あちこち探し回り始めました。

冬の雪で埋もれた竹林に、
筍などあるはずがありません。

「何とかしなければ」と歩いていると、
雪の中から筍が出てきました。

喜び勇んで帰り母に食べさすと、
元気を取り戻しました。

孟宗竹もうそうだけの名前の由来にもなっています。



天に二日無く、土に二王無し



(4)天に二日無くてんににおうなく土に二王無しどににおうなし 


①意味:
天に太陽が一つしかないように、
一つの国に君主は二人もいらない。


②エピソード:
荊州けいしゅう(現在の湖北州)を手中にした
劉備りゅうびに対して、
諸葛孔明しょかつこうめいが「君主になるべき人が
二人いてはいけない、
もう一人いる
益州えきしゅう(現在の雲南省)の
劉璋りゅうしょう(群雄)を倒さなければいけない」
といった言葉です。












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読書三余


(5)読書三余どくしょさんよ 


①意味:
読書や勉強するのに適するのは、
季節では冬、一日では夜、天候では雨が
好都合の三つの余韻。


②エピソード:
董遇とうぐう(儒学者、政治家)に
教えを乞う若者がいました。

董遇は「本は必ず100回以上読みなさい、
100回以上読めば意味は解るはず」
といいました。

若者は「そんなに読む暇がありません」
と答えました。

それに対して董遇は「人の生活には
冬、夜、雨の日の三つの余韻があるので、
使うようにしなさい」
と教えました。



鳥の将に死せんとするや、其の鳴くや悲し


(6)鳥のまさに死せんとするや、
の鳴くや悲し


①意味:
鳥が死のうとしているときの鳴き声は、
人の心を打つほど悲しげである。


②エピソード:
病気のため寝たきりになっていた
劉備りゅうびは、
自分の死を悟り、
諸葛孔明しょかつこうめいに今後のことを託した後、
亡くなりました。

その死に際の悲哀を表現した言葉です。











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白眼視


(7)白眼視はくがんし


①意味:
冷たい目つきで見ること。

冷たく扱うこと。


②エピソード:
酒を飲みながら
世俗を離れた哲学の話しをする
竹林の七賢ちくりんのしちけん※」のリーダー阮籍げんせき(思想家)が、
自分の気に入っている人に対しては、
黒目で歓迎の気持ちで接したのに対して、
自分の気に入らない人に対しては、
白目をむき出しにして接したことから
でた言葉です。

※竹林の七賢
中国の三国時代、魏から晋の間に、
竹林の下で、老荘思想をもとに
清談を楽しんだ7人文人たちのことです。

ただ、7人が一堂に会したことは
ないとされています。








三国志・甘粛省酒泉2
三国志・甘粛省酒泉2












三国志の英雄たちは、
混迷する時代を生き抜く中で、
自らの信念と知恵を武器
道を切り拓いていきました。


それは、変化の激しい現代を生きる
私たちにとっても、
大きなヒントになります。


今回紹介した7つの故事が、
あなた自身の選択や行動の
指針となれば幸いです。


歴史は過去のものではありません。


未来を拓く道標でもあります。








最後まで読んで頂きありがとうございます。



参考書籍:
株式会社HK INTERNATIONAL VISION発行
三国志故事成語辞典









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