論語に学ぶ、仕事に活かせる9の教え

論語 孔子像 学び・仕事
論語 孔子像









論語にはさまざまな解釈がありますが、
言葉が簡潔でわかりやすいため、
今も私たちの心に生き続けていると
感じます。


そんな論語ですが、
かつては身分の高い武士階級が学ぶ
特別な学問でした。


それを私たちの身近なものにしてくれたのが、
実業家・渋沢栄一です。


彼が著した『論語と算盤』※1は、
論語の教えと経済活動を結びつけた
名著として、
今も多くの人に読まれています。


そんな論語の中から今回は、
仕事に関わる話を紹介します。


仕事の場で
活かしていただければ幸いです。


※1『論語と算盤』

論語の教えから
「私利私欲に走るのではなく、社会全体の利益を考え、
道徳に基づいた経済活動を行うべきだ」
ということが書かれています。





論語と算盤著者渋沢栄一
論語と算盤著者渋沢栄一







人の評価は気にしない



①子曰く人の己を知らざることをうれえず
人を知らざることをうれう。




意味

・先生が言われた。

人が自分に対してどのような評価をしているのかを
気にして悩むことより、
自分が他人のことを理解しているのかどうかを、
考えることが大事です。



③補足

・他人が自分をどう思っているかに悩むよりも、

自分が他人をどれだけ理解できているかが大切です。

そこから
悩んでいるだけでは

問題は解決しません。


だからこそ、
解決に向けた努力を重ねることが

重要になります。









古きを温め新しきを知る



①子曰く、ふるきを温めて新しきを知る
もっ師となるべし。



②意味

・先生が言われた。


古いことをよく学んで、新たに知識として
活かすことができる人は、
先生になれる人だ。



③補足

・ことわざの「温故知新」です。

技術や環境は新しくなっていきますが、
これまで蓄積してきた経験や知識を疎かにせずに、
しっかりと活かしていくことが重要です。



**新しいことを開始するには**

やみくもに取り組むのでは無く

①過去のことをよく調べる

②時代に合ったものを考える


良い結果










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管理者は器になってはいけない


①子曰く、君子は器ならず。



②意味

・先生が言われた。


君子は入れる物が決まっている器ではいけない、
柔軟な対応が必要。



③補足

・器は使う用途が決まっていますが、
管理者は器にはまるエキスパートになる必要はなく、
幅広いスキルを身につけ状況に応じた対応が必要。


管理者は幅広い能力と
臨機応変な姿勢を


管理的な立場にある人が人材育成に目を向けた時、
思い出して欲しい言葉です。









君子とはどのような人か?


子貢しこう、君子に問う。
子の曰く、先ずの言を行い、
しこうして後にこれに従う。




②意味

・子貢※が先生に、
君子とはどのような人か尋ねた。

先生は言われた。


君子というものはまずは行動で示して、
その後で説明するような人だ。



③補足

・この言葉の意味は「実行第一」です。

私の周りにも、
講釈だけはするけど行動が伴わない人がいます。


そういう人に限って「自分は認められていない」

と愚痴をこぼしますが、
客観的に見れば口だけで何も努力してないので、
認められないのは当たり前です。

言葉で言うことは簡単です。


行動に移してこそ言葉は生きます。

まずは実行!を習慣に!!



※子貢
孔子の弟子で、
商才には優れていましたが、
口が達者で行動が伴わないことも多かったようです。

子貢の商才には一目置きながらも、
口先だけで行動が伴わない点について『論語』の中で
何度か戒めているのです。



面白いほどよくわかる論語より引用









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私利私欲を貪むさぼらない


①子曰く、利にりて行えば、うらみ多し。



②意味

・先生が言われた。


利益ばかりを考えて行動していると、
人から怨みを受けることが多いものだ。



③補足

・ことわざの「金はあぶない所にある」です。

利益を上げるためには普通にしていてはできませんが、
利益ばかり考えて行動していると、
人から怨みを買うもので、
注意しなければいけませんとの忠告の一文です。


利益を上げるために悪事や人々の生活に
及ぼすような間違った儲け方は

いいわけではありません。


正しい儲け方で利益を!









徳のある人物とは


①子曰く、徳はならず。必ずとなりあり。



②意味

・先生は言われた。


徳があれば孤立することはない。
必ず人はついてくるものだ。



③補足

・現代風に当てはめれば、「企業は人なり」です。

優れた人間性や道徳性を備えた人のもとに
人は集まります。

管理的立場にある人は「徳」を身につけ、
人が集まるようにしたいものです。




**徳のある人とは**

・品格が身につき、善悪の正しい判断ができ、
思いやりのある人









管理者の使命


①子曰く、の身正しければ、
令せずとも行われる。
の身正しからざれば、令すといえども従われず。




②意味

・先生が言われた。


管理的立場の人は、自身が正しい行動をしていれば、
命令などをしなくても部下はついてくるものだ。


しかし、
正しい行動をしていなければ、
命令しても部下はついてこない。



③補足


・「管理的立場の責務は自らが手本になる」ことです。

管理的立場の人は「口で言うだけ」でなく、
自ら「手本を示し」
部下がついてくるようにしたいものです。



自らが模範になることが
管理者の使命










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報酬を得ることとは?


けん、恥を問う。
子曰く、くにに道あればこくす。
くにに道なきにこくするは、恥なり。



②意味

・憲※が、恥について質問した。

先生は言われた。


国家に道があれば俸禄ほうろくを受けるが、
国家に道がないのに俸禄ほうろくを受けるのは、
恥ずかしいことである。



③補足

・官吏(国家公務員)は、
国が順調なときに、働かないで給料をもらったり、
国が正しくないことをしているときに、
それを助けて給料をもらうことは恥ずかしいことだ。

「お金儲け」のためなら

何をしていいわけではありません。

お金儲けにもルールがあり、
それを外れることは恥ずかしいことです。

ルールに則った「金儲け」をして、
自分も周りも笑顔にしましょう。


※憲
姓は原、名は憲、
あざなは子思
魯または宋の人。
清廉な人で貧しかった。



面白いほどよくわかる論語より引用









上司と部下の関係



子路しろ、君につかえんことを問う。
子曰く、あざむくことなかれ、しかしてこれを犯せ。



②意味

・子路※が主君に使えることについて質問した。

先生は言われた。


人に仕えたならば欺いてはいけない。


しかし君主が間違っていたときは、逆らってでも
その間違いを改めるように進言するべきだ。


③補足

・自分が納得して入った会社を簡単に

辞めてはいけない。

しかし、納得して入社した会社が不正を働いていたら、
身を呈して改めるように進言することが必要。




**上司と部下の関係**

・上司は風通しをよくして、
発言しやすい環境を作る

・部下は上司の懐刀になる。


※子路
姓は仲、名は由、字は子路または季路ともいう
「孔門の十哲」の一人
若い頃は任侠の人だったが、
孔子の影響で礼儀を学び、生涯にわたり孔子の
ボディーガードをつとめたという



面白いほどよくわかる論語より引用






論語 台湾台南孔子廟
論語 台湾台南孔子廟






おわりに


論語より
「仕事に関わる言葉」を9文
紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。


「論語読みの論語知らず」という言葉があります。


これは、論語を読んで知識として理解していても、
その教えを実際の行動に活かせない人を指します。


そうならないためにも、今回ご紹介した言葉を
知識として身につけるだけでなく、
ぜひ日々の仕事の中で実践してみてください。










最後まで読んで頂きありがとうございます。



参考書籍:面白いほどよくわかる論語
石田琢智著
発行所:株式会社日本文芸社






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