なぜ梅を愛でるのか【梅見の歴史と菅原道真の梅花祭】をたどる

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梅の花・北野天満宮梅花祭 暮らし
梅の花・北野天満宮梅花祭






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春の訪れを告げる梅は、
古くから日本人に親しまれてきた花です。


その可憐な姿を愛でる「梅見」は、
平安の昔から続く季節の楽しみとして
多くの人々に受け継がれてきました。


なかでも、
梅をこよなく愛した菅原道真を偲ぶ
「梅花祭」は、
今も各地で大切に行われています。


この記事では、梅見の歴史とともに、
道真公ゆかりの梅花祭について紹介します。













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梅見の歴史


「梅の木」は奈良時代に
中国から持ち込まれました。


以後、貴族の間で「梅の花を愛でる」
ようになり、
多くの詩歌の題材として
詠まれるようになりました。


梅の花が詩歌に
詠まれるようになったのは、
「万葉集※1」からです。


歌人の大伴旅人おおとものたびと梅見の宴うめみのうたげが開かれ、
集まった多くの歌人たちが詠んだ歌が、
万葉集に残っています。


この当時、
和歌に詠まれた梅は「白梅」のことで、
「紅梅」を題材として詠まれることは
まれでした。


※1・万葉集
現存する日本最古の和歌集で、
奈良時代末期に現在の形に
なったとされています。

全20巻で約4500もの和歌が
収められています。

天皇、防人、一般庶民の和歌が
選ばれている点が特徴です。


その後、
平安時代に入ると「桜の花見」が、
主流になってきました。







梅の花・偕楽園
梅の花・偕楽園







しかし、
梅見も盛んにおこなわれ、
紅梅も「源氏物語※2」「枕草子※3」
登場するようになりました。


※2・源氏物語

平安時代の中期に成立した、
世界最古の
全五十四帖に及ぶ長編小説です。

作者は、和歌の名手の1人で
紫式部という女性です。

主人公光源氏の誕生から、
栄華を求めながら愛を遍歴する
様子が書かれ、光源氏の死後は、
その子や孫が繰り広げるドラマが
書かれています。




※3・枕草子


平安時代中期に活躍した女房であり
随筆家でもある清少納言によって
執筆された作品です。

彼女が仕えた中宮定子の宮廷生活を中心に、
自然や日常の出来事を知的で軽妙に
書かれた日本最古の随筆です。

源氏物語と並んで平安文学を
代表する作品です。



江戸時代に入り、
梅干し作りが農家の副業になるにつれて、
梅の植樹が急増しました。


そこから、
日本各地に「梅の名所」が生まれ、
梅見は庶民にも浸透していきました。











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亀戸天神社

毎年2月25日の「菅原道真」の忌日に
菅原道真を祀る「東京・亀戸天神社」で、
「なだめ」に通じる菜種なたね(菜の花)」
を供え、遺徳いとくを偲ぶ、
菜種御供なたねごくが行われます。

梅の花・亀戸天神
梅の花・亀戸天神



北野天満宮

・梅花祭ではお米を蒸し、
大小2つの台に盛った大飯・小飯や
白梅・紅梅の小枝を挿した
紙立(こうだて)という特別な神饌が
神前に供えられ、
祭神・菅原道真の遺徳を偲びます

なお上七軒の舞妓などの奉仕による
梅花祭野点大茶湯も行われます。

梅の花・北野天満宮
梅の花・北野天満宮



太宰府天満宮

梅の花をこよなく愛した
菅原道真の御神霊(おみたま)を
慰める「梅花祭」は、
境内で芳しい香りを漂わせる
梅の季節に行われます。

神職は冠に梅を飾り、
巫女は梅の枝を手に舞を奉納します。

花玉串として梅花の枝が捧げられるのも、
この神事ならではです。

特別に作られた神饌である
覧粢(らんじ)も供えられます。

太宰府天満宮
太宰府天満宮


梅と菅原道真


道真が都を去るとき
「東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花
あるじなしとて 春な忘れそ」と詠み、

その梅が太宰府に
移動したという伝説など、
道真と梅にまつわる話しは
数多くあります。


また道真を祀った各地の天満宮には、
梅の名所も多数あります。



季節の行事と日本のしきたり辞典より引用











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梅見の歴史や梅花祭の背景をたどることで、
梅が日本文化の中でどれほど
大切にされてきたかが見えてきます。


道真公を偲ぶ行事とともに、
梅の花は今も人々の心を
和ませ続けています。


春の訪れを感じながら、
身近な梅の魅力に触れてみてください。






最後まで読んで頂きありがとうございます。



参考書籍:
株式会社マイナビ出版発行
新谷尚紀監修
季節の行事と日本のしきたり辞典







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