はじめに
「教えること」と「気づかせること」は、
似ているようでまったく違います。
野村克也が残した
「指導とは教え込むのではなく気づかせること」
という言葉には、
リーダーとしての本質が凝縮されています。
人を育てるとはどういうことか?
その核心に迫ります。
野村克也は、指導の本質を「気づかせること」
だと言っていました。
この言葉には、
部下や後輩を育てるすべての人にとって、
大切なヒントが詰まっています。
最後まで読んで頂きぜひ活用してみてくだい。
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野村ノート
野村克也の指導における原点は、
「野村ノート」に書き綴ったメモにあります。
現役時代からずっと続いていたのです。
きっかけとなったのは「南海ホークス」の
選手時代です。
野村克也の現役時代は、
理論で指導できる監督、コーチがいなくて、
「根性論的な指導」がほとんどでした。
その代表的な例が「南海の鶴岡一人監督」です。
野村克也の著書の中で何度も登場しています。
エピソードとして紹介しているのが、
キャッチャーとしてピッチャーにサインを
出しますが、
出したサインで打たれると
「怒鳴られる」だけで
教えを乞うても「自分で考えろ、勉強しろ」
としか言われなかったそうです。
だから「自分で考え、自分で研究」
するしかありませんでした。
ここから「相手の弱点、クセ」などを
メモとして残したのが
「野村ノート」の始まりです。

だと言っていました
「野村ノート」は監督になってからの
試合前のミーティングで使っていました。
「野村ノート」の内容は、
野球のことよりも、
「社会人としていかにあるべきか」
といったことが多かったようです。
プロ野球選手になるほどだから、
小さいころから周りにちやほやされ
「お山の大将」のような選手が
ほとんどなので
「社会人としての意識を高める」
ための話しが中心でした。
「野村ノート」には、
このように「野村克也の指導法」が
蓄積された貴重な資料です。
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指導とは教え込むのではなく気づかせること
野村克也の指導法の一つでもあり、
名言でもある言葉に
「指導とは教え込むのではなく気づかせること」
という方針があります。
監督時代に自分から選手に
「このようにしなさい」と言ったことは
ほとんどありませんでした。
コーチの中には選手に付きっきりで、
「手取り、足取り」
指導するコーチがいましたが、
それに対しては否定的でした。
コーチは一般社会では「中間管理職」で
「上司(監督)には認められたいし、
部下(選手)にはしっかり指導したい」
ので必死になり、
どうしても「手取り、足取り」の
指導になってしまいます。
このような指導で「将来を嘱望」された選手が、
本来持っている資質をつぶされて、
活躍しないままプロ野球界を去って行く
ケースも多々あり、
それを知っている野村克也は「教え込む」
ことがありませんでした。
そこで「選手に気づかせるためにボヤキ」
ました。

特に
「相手選手をほめることにより、
攻略法を気づかせる」
方法をとっていました。
なぜ、気づかせることが必要なのか?
「指導される本人が必要だと思わなければ、
指導者のアドバイスが役にたたない」
「必要というのは、選手の気づき」
「指導者は環境づくりをする」
野村の人生ノートより引用
このような考えから
「指導とは考え込むのではなく気づかせること」
という名言がうまれました。
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おわりに
「指導とは教え込むのではなく気づかせること」
という言葉は、上司だけでなく、
すべての社会人に通じるものです。
部下の立場で働くときも、
「1から10まで教えてくれる」
のを待つのではなく、自ら考え、
気づきながら仕事に取り組む姿勢が
求められます。
そのためには、日々の業務に好奇心を持ち、
積極的に行動することが欠かせません。
この名言は、
成長の鍵となる「気づき」の大切さを、
私たちに静かに、しかし力強く
教えてくれているのではないでしょうか。

最後まで読んで頂きありがとうございます。
参考書籍:
日本文芸社発行
野村克也、野村克則著
野村の「人生ノート」


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